今オフのガーディアンズは先発投手の補強を最優先事項としているが、日本時間1月23日にブルペンの補強を敢行した。ガーディアンズはダイヤモンドバックスからFAとなっていた右腕ポール・シーウォルドと1年契約を結んだことを発表。米公式サイト「MLB.com」でガーディアンズを担当するマンディ・ベル記者が関係者から得た情報によると、契約条件は1年700万ドルで、2026年の相互オプションが付属しているという。また、ロースターの枠を空けるために、右腕ペドロ・アビラのDFAが発表されている。
現在34歳のシーウォルドは2017年にメジャーデビューし、2021年のマリナーズ移籍をきっかけにブレイク。この年から3年連続で62試合以上に登板し、シーズン途中でダイヤモンドバックスへ移籍した2023年には自己最多の34セーブを挙げた。昨季は2度の故障者リスト入りもあって精彩を欠き、42試合に登板して1勝2敗16セーブ、1ホールド、防御率4.31という成績。投手育成に定評のある新天地ガーディアンズで復活なるか注目される。
シーウォルドには契約ボーナスとして100万ドルが支払われ、今季のサラリーは500万ドル。2026年は年俸1000万ドルの相互オプション(またはバイアウト100万ドル)となっており、シーウォルドには少なくとも契約ボーナス、今季のサラリー、バイアウトの合計で700万ドルが保証される形となる。なお、今季は40・45・50・55・60試合に登板すると各10万ドルの出来高を得ることができ、これらの条件をクリアした場合、1年750万ドルの契約となる。
守護神エマニュエル・クラセを軸に、メジャー屈指の強力ブルペンを誇るガーディアンズだが、今オフはトレードでイーライ・モーガンとニック・サンドリンを放出。層が薄くなったため、シーウォルドには彼らの穴を埋める働きが期待される。なお、DFAとなったアビラは現在28歳で、昨季主にロングリリーフを務めた右腕。昨季は54試合に登板して6勝1敗1セーブ、1ホールド、防御率3.81という成績だった。
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